1080形
1081号・1082号
廃車

今は無き、宮島線専用 高床車

 1080形1081・1082号は元阪急電鉄210形で、1956年(昭和31年)に建造され、1977年(昭和52年)に広電にやってきました。1989年(平成元年)に引退するまで広電宮島線を走っていた高床車です。1800形はこの1編成だけでした。私は何度か乗りました。高床車ならではのふわっとしたサスペンションと床の油の付いた木の匂いが好きでした。

 宮島線にはこの軌道専用高床車と市内線から直通運転の低床車が共存して走っていましたので、2段のホームになっていました。現在高床車は全廃しましたので、低いホームのみ使用していますが、以前の高床用ホームが残っている駅もあります。
 
1081号・1082号
製造 ナニワ工機(現在のアルナ車両
阪急建造 1956年5月
広電入線 1977年1月31日
廃車 1989年
構造 全金属製連接車
定員 220人(座席:76席)
全長 30.16m
全幅 2.70m
全高 4.210m
高床
車両編成 2両編成
主電動機出力 45kw×8
駆動方式 吊り掛け式

1081号+1082号

懐かしい昭和の写真 1987(S62)年5月31日撮影 楽々園駅