路面電車の情報提供実証実験始まる

 国土交通省と広島電鉄では、一部電停において次に到着する電車の車両の種類や到着までの時間などの情報を提供する実証実験が2008年2月12日から実施されました。

・実験期間:平成20年2月12日(火)~29日(金)
・実験電停:八丁堀、立町、紙屋町東、紙屋町西、原爆ドーム前、
       土橋、廿日市市役所前

 早速実験実施電停に出向き、写真を写してまいりました。今までも電車接近表示機は設置されていましたが、行き先(路線)が分かるだけのものでした。もちろんこれも大変便利なものですが、今回はさらに詳しい情報を提供する以下の3種類の実験が行われます。水色の各電停名をクリックしていただくと写真や動画をご覧いただけます。

1.電停に設置した案内表示器に、次に到着する電車(先発)とその次に到着する電車(次発)の行き先・到着までの時間・車両種別等の情報をリアルタイムで表示する実験。
  【電停】:紙屋町東上り線紙屋町東下り線紙屋町西上り線紙屋町西下り線
       原爆ドーム前、土橋

2.電停に設置した案内表示器に、次に到着する電車(先発)とその次に到着する電車(次発)の混雑情報を提供し、利用者の混雑電車の利用回避による混雑の均一化を図り、これに伴う電車の遅れやダンゴ運行を解消する実験。
  【電停】:八丁堀下り線、立町下り線

3.電車とバスの結節性が高い電停で、接続する電車の遅れ(接近)をバスに情報伝送することで、バスが電車の到着に併せた運行調整を行い、電車とバスとの乗り継ぎ円滑化を図る実験。
  【電停】:廿日市市役所前下り線