おもしろ写真 02

1000分の1秒の世界

 写真を写すときにシャッタースピードの設定というものがあります。最近のカメラはフルオートがほとんどですから、いちいち設定する必要はありません。マニュアル撮影のできるカメラで、意図的に絞りやシャッタースピードを設定して写すということはあります。
 詳しいことは省きますが、今回は1000分の1秒というハイスピードでシャッターを切った時に偶然写っていたある「物体」をご紹介します。
 広島平和公園で噴水にかかった虹の写真を撮っていた時です(1枚の写真に紹介しました)が、撮影中にファインダーを横切った物がありました。、その時には何かが分かりませんでしたが、後で写真を拡大してみて初めてその物体が「トンボ」であることが分かりました。水の方にピントが合っていたのでトンボはぼけていましたが、その羽根がぴたっと止まっているかのように写っていたのです。もちろん水滴も止まっています。
 1000分の1秒の世界は、なかなか肉眼で見ることはできませんが、こうして写真で見ると何とも幻想的で魅力的なものですね。
 
                                  撮影:2007年7月23日
 
 
噴水の写真に何やら飛び込んできた
 
噴水の写真になにやら飛び込んできた
 
 
その正体は「トンボ」
 
その正体は「トンボ」