2019年11月16・17日に門司港で開催された「門司港開港130周年記念イベント」のひとつ、巡視艇による放水披露の様子を写真に収めてきました。私は放水を見たのが初めてでしたので大変感動しました。使用された船は「消防巡視艇」とも呼ばれるPC25 ともなみです。晴天ではありましたが海峡の上は結構風が吹いていたようで、放水された水が横に流れ、そこにはきれいな虹が現れてとても綺麗でした。動画でないのが残念ですが、一枚一枚の写真を見比べるのもまた一興です。どうぞご覧ください。

 【ともなみについて】
 「はやなみ」型、をベースに消防関連の装備を充実させたもので、計画時は「消防機能強化型巡視艇」、竣工時は「よど」型とともに「消防巡視艇」と呼ばれています。

 放水銃は毎分2,000リットルの放水が可能なものが操舵室の上に1基、その後方にある放水塔の上には毎分5,000リットルの放水が可能なものが1基装備されています。こちらには毎秒40キログラムの粉末消火剤を放出できるノズルも併設されており、放水銃は海面から17メートルの高さまで伸ばすことができます。
 これらの放水銃は、いずれも監視カメラと連動させることができます。また自衛用の散水ノズルや消火栓、有毒・可燃ガスの探知機、移乗時に使用する消防服なども完備しています。

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門司海上保安部の桟橋から海峡に向けて出航した「ともなみ」が定位置に近付きます。

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まず、放水塔を最大に伸ばし、17mの高さから放水開始。

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操舵室上の放水銃からも放水開始。ダブル放水ですね。

船首が次第に西を向いていきます。西風が強く放水された水が風に流され水のカーテンのようになってきました。

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水のカーテンに西からの太陽光が反射して虹が現れました。綺麗ですね。

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舳先が次第に東向きに変わっていきます。まだ虹を見ることができます。

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今度は船首甲板から水が吹き上げ始めました。いったいどこから放水しているのでしょうか?

おそらく自衛用の散水ノズルか消火栓ではないかと思います…

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次第に水量が減ってきました。虹はまだ少し見ることができます。

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火災は鎮火・・・ではないですね。放水が無事終了したようです。まだ放水塔は伸びたままです。

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放水塔を元に戻していつもの姿に戻り、これから帰港します。約5分間の素敵なショーをありがとうございました。
 
2019年11月16日撮影 門司港沖