写真で見る広島 No.1
 

「ああ美しきかな宇品橋」

 広島には多くの川があります。町の一部となっている川のある風景は、観光客だけではなく、そこに住む私達の心をも和ませてくれる美しさがあります。
 私は通勤途中、少し遠回りにはなりますが、わざわざ河川敷を歩くことがあります。歩くことでストレス発散をしているのですが、この元安川の四季折々の風景は本当に美しく、思わず愛用のデジカメのシャッターを切っているのです。このHPの「パパさんの趣味の部屋」の「1枚の写真」のコーナーにもよく登場していますね。
 川があるということは当然そこには橋もあるのです。たくさんの橋はそれぞれに違った趣を持っています。それらは時間帯・見る位置・角度・天候などによってまるで一つの橋とは思えないような変幻自在の顔を見せてくれます。
 川・自然・橋がうまく調和して格別の美しさをかもし出してくれます。その橋の中で私が最近出逢った美しい橋「宇品橋」。この構造美は一瞬にして私をとりこにしてしまいました。アーチとともに緩やかにカーブするその姿は近代的な構造なのに、なぜか懐かしい雰囲気を持ち、暖かささえ感じさせてくれます。この橋を、私一人のものにするのはあまりにももったいない、一人でも多くの人に楽しんでもらいたいと思いこのコーナーを企画しました。ごゆっくりご覧ください。

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 広島市内を流れる京橋川に架かる橋のうち最も海に近い橋で、中区千田西町と南区宇品西二丁目を結ぶ、長さ208m・幅21.5mの橋で平成12年3月に完成しました。この橋は、広島港ベイエリアと都心を結ぶ幹線道路にあり、広島の海の玄関口のランドマークとして景観に配慮されています。また宇品橋に採用された4径間多主構連続鋼床版パイプアーチ橋は、非常に例の少ない橋梁形式だそうです。広島市はこの橋に「土木学会田中賞」という賞を受けたそうです。
 水面からの高さも高く、橋の上からの眺めは最高です。歩道は3.5m幅で大変歩きやすく、橋の中央近くには展望用に半円形のせり出し部分があります。橋の両端には河川敷に降りられる階段が設けてあり、橋の景観を下から楽しめるようになっており、デートスポットにもってこいです。